昔、手賀沼にカワウソがいた
  いたずら者のカワウソが網を破り
  怒った漁師がカワウソを殺したそうだ
  漁師に不幸があって家族がカワウソ供養
  いまもひっそりとたたずむカワウソの碑

  早朝の手賀沼
  カワウソも見たであろうブルーの夜明け
  夜の裂け目が放つ光は朝焼けになり
  刻々と変わる空を映す湖面
  やがて手賀沼に日の出
  日差しの中はいまの手賀沼

  昔、カワウソたちはどんな手賀沼を見ていたのか
  いまの手賀沼をカワウソたちはどう思うだろうか
  汚れてしまった手賀沼を悲しむだろうか
  手賀沼へゴミを捨てる人間に腹を立てるだろうか

  喜びにはしゃぎ
  悲しみにしずみ
  怒りにふるえ
  手賀沼を見るカワウソの独り言