鬱屈のあまり一日中パソコンにむかって、心の中を浮かび過ぎるとりとめもないことをあれこれと書き付けてみたが、変にひねくれたものばかりである。

 自分では「徒然草」のつもりではじめたが、ふと気がつけば中途半端なものを放り込んだがらくた箱になってしまった。それでも気を取り直して、いくつかを書き直したり、カメラをぶら下げて歩き、出会ったことを並べてみた。「ボケ防止じゃぁないの?」と思われた方もいるだろう。それが「当たり!」だと自分でもそう思っている。

 思い出を綴れば、だんだん古い記憶にたどり着く。親父がぼけ始めたころのようだ。タマネギのように新しい外側の記憶が崩れ落ち、だんだん芯が現れる。ちょっとばかり心配だ。あくびをこらえること何度目かで、気がつけば外は夕暮れ。速くなくたっていい、のんびりと、気長に書き足してゆきたい。